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プライドフィッシュ

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全国のプライドフィッシュ

岡山県

下津井のとらふぐ
(おおぶく)白子持ち


旬:3~5月

ふわっととろける淡い食感と濃厚な味わい!
花見の季節に堪能するフグの白子が絶品!

プライドストーリー

魚縞に沸く、岡山の海。待ち焦がれた「おおぶく」の季節!

 おりしも岡山の海は魚縞に沸いております。
 春の潮に乗っていろいろな魚が縞になって、島のように目の前の海に押し寄せ、浜は日に日に活気づいてまいります。
 いかなごのふるせ(親)に始まり、しんこ(しらす)。そろそろおおぶく(とらふぐ)の走りが入り始める。
 男たちはなにやらそわそわと、仲間たちと打ち合わせ。いつやるか?誰に声かけるか?、どこでやるか?企み始める。
「おおぶく一本買い込んでリョオって(料理して)なべじゃ。」
「2キロくらいがええぞ。白子が食える。」「♂買ってこいよ。」
「わしゃあ♂か♀かわからんがな。」
「漁協の直売所で組合の人に聞きゃあええがな。それと、みがいて(毒を除く処理して)もろうて来い。」
「よっしゃわかった。」
 おりしも、里は花見の盛り、みんなウキウキで仕事が手につかない。
 待って焦がれたふぐの季節。瀬戸内真ん中プライドフィッシュ!

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水揚げ漁港や漁法

海域が持つ「潮の速さ」という特徴を利用して、瀬戸内ならではの海の恵みを漁獲

 岡山県ではトラフグのことを「おおぶく」と呼びます。山口・下関では秋が深まる頃から冬の間にかけて漁獲されるトラフグですが、岡山では3月下旬から5月下旬まで漁獲される、春の魚縞走りの代表魚種です。雄の白子は大きく絶品で、この時期にしか手に入らない貴重な味。1~3kgに育った「白子持ち」の雄のトラフグが、岡山の春のプライドフィッシュです。
 玉野市沖から瀬戸大橋を挟んだ水島諸島のあたりまでが漁場で、児島・下津井の漁協に水揚げされます。漁法は、速い潮流の中へ間口を開けた大きな網をこいのぼりの要領で仕掛ける方式。潮をさかのぼるように泳いでいる魚を待ち受ける「袋待網(バッシャ網)」と「底曳網」で漁獲します。「袋待網」は、あまりの潮の流れの速さに泳いでも前に進まず、後ずさりする魚を待ち受けて捕獲するスタイルです。
 干満の区切りの潮止まり(一時的に潮が止まった状態)に魚を船に獲りこみ、潮の向きが変わるタイミングで網を大きく反転させて潮を受け、さらに次の潮止まりまで待ちます。水揚げは、その日の一番ゆるい潮時に帰港して行い、またすぐに漁場に帰って漁を続行。漁は大潮(潮の干満の差が大きい状態)を挟んだ十日間営まれ、小潮の間は漁を休みます。

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