第7回 シーフード料理コンクール 結果発表

調理風景 審査風景 調理風景

イラスト 毛利みき   全国から寄せられた2,448作品の応募の中から、書類審査で選ばれた32作品が実技に臨み、自慢の腕を競っていただきました。実技審査では服部幸應審査委員長(服部学園理事長・服部栄養専門学校校長)ほか5名が審査を行い入賞16作品が決定し表彰式を行いました。

  7回目を迎えた今回の料理テーマは、『お魚で彩るパーティー料理』。大切な日に大切な人と食べるシーフード料理のオリジナルレシピを募集しました。新たに設けられたプロを目指す学生の部をはじめ、一般学生、一般、浜料理の計4部門に過去最多のご応募をいただきました。(プロを目指す学生1,163件、一般学生816件、一般150件、浜料理319件 総計2,448件)応募数の8割を学生が占め、“料理の甲子園"といった雰囲気となりました。

  当日の審査では、美味しさ、手軽さ、栄養や経済面への配慮、魚の味や香りのバランス、盛りつけの美しさ、そして独創性に富んだものを基準に審査しました。
イラスト 毛利みき
表彰式 表彰式 表彰式

講評
服部幸應 審査委員長  服部幸應氏

  審査委員長の服部幸應先生は講評の中で、「料理のポイントは塩梅(あんばい)、ダシ、火加減。さじ加減1杯で味は大きく違ってくる。調理中の味見で客観的に作品を仕上げることも大事。」と述べられ、また「今日この場にこられたことは賞をもらったのと同じです。その中でもその人のもつ能力を十分に発揮した人が授賞されました。」と参加者全員を讃えました。

審査結果

煮穴子のポテリーヌ   最優秀賞 煮穴子のポテリーヌ

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部門賞(一般学生・プロを目指す学生)
  海鮮ミルフィーユ 煮穴子のポテリーヌ
一般学生  三村 智恵  岡山県立岡山南高校3年 プロを目指す学生  長谷川 友美  三重県立相可高校2年
海鮮ミルフィーユ
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煮穴子のポテリーヌ
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  お茶ッ葉だいの野菜ロール プリプリいかのさわやかあんかけ
一般学生  伊藤 礼佳  三重県立四日市農芸高校3年 プロを目指す学生  寺坂 由希子  岡山県立津山東高校3年
お茶ッ葉だいの野菜ロール
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プリプリいかのさわやかあんかけ
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  WAKUWAKUスプリング・ロール “海の幸”タルティーノ豆板醤風味
一般学生  松岡 裕右  愛媛県立大洲高校2年 プロを目指す学生  呉 泰成  服部栄養専門学校1年
WAKUWAKUスプリング・ロール
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“海の幸”タルティーノ豆板醤風味
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部門賞(一般・浜料理部門)
  お届けします。海の香り炭火焼き セイ甲ちゃんのぜいたくグラドリアと新鮮海鮮ごまマヨサラダ
一般  伊藤 公美  愛知県 浜料理  山本 尚美  福井県
お届けします。海の香り炭火焼き
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セイ甲ちゃんのぜいたくグラドリアと新鮮海鮮ごまマヨサラダ
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  おツナWライスピッツア 伊勢志摩シーフードスープ~サクサクおこげ風~
一般  丸山 孝子  神奈川県 浜料理  大瀬 千洋  三重県立相可高校3年
おツナWライスピッツア
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伊勢志摩シーフードスープ~サクサクおこげ風~
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  季節の和エリア(和風パエリア) シイラのクリームパイ
一般  高山 啓子  静岡県 浜料理  下村 真理子  熊本県
季節の和エリア(和風パエリア)
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シイラのクリームパイ
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審査委員長特別賞
  沖縄風 ゆいまーる麺 めで鯛カツレツ~バルサミコソースがけ~
一般学生  比嘉 真由子  沖縄県立北谷高校2年 プロを目指す学生  中村 春香  三重県立相可高校3年
沖縄風 ゆいまーる麺
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めで鯛カツレツ~バルサミコソースがけ~
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  さんまの野菜ケーキ 太刀魚の天ぷら押し寿司
一般  野々山 美樹  長野県 浜料理  広戸 とよ子  大分県
さんまの野菜ケーキ
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太刀魚の天ぷら押し寿司
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  部門賞(水産加工品部門)
  当日同会場において本コンクール水産加工品部門の授賞作品表彰を併せて行いました。これは国内水産物をアピールするため、特に創意工夫の努力が見られる都道府県漁連・漁協傘下の漁業者や漁協関係者等で作られている加工品で優秀と認められたものについて表彰を行っているものです。
海鮮コロッケ 国見汐イカ
すくも湾漁協柏島女性部加工クラブ・高知県 福井市漁協女性部(潮風グループ)・福井県
海鮮コロッケ
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国見汐イカ
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審査員(五十音順、敬称略)
飯田  稔 神奈川県立栄養短期大学  名誉教授
佐藤  月彦 学校法人服部学園  服部栄養専門学校  調理技術部  西洋料理  主席教師
田口  道子 管理栄養士・料理研究家
中村壽美子 元日本テレビ「3分クッキング」プロデューサー・フードジャーナリスト
服部  幸應
(審査委員長)
学校法人服部学園  理事長
同  服部栄養専門学校  校長
宮原  邦之 全国漁業協同組合連合会  代表理事専務

主催者から
  近年国民の食生活は健康志向へと進み、魚食を中心としたバランス良い日本型食生活が見直されています。その中で新鮮な感性と豊かなアイデアを生かした新しい魚料理の発見とそれらを国民に広く紹介することによって、魚食を普及するとともに、さらには、我が国の食生活指針の普及・定着化に役立てることを目的にJF全漁連・中央シーフードセンターでは、全国一般消費者を対象としたシーフード料理コンクールを開催しております。

  本会では、今後これらの入賞作品を食育や魚食普及活動のさまざまな場で活用させていただくとともに、引き続き次回以降のコンクールにおいて、新しい感性を生かした魚料理を発見していきたいと考えております。

  終わりにこのコンクールに作品を寄せられた多数の皆様に対し、厚く御礼申し上げますとともに、審査委員長の服部幸應先生をはじめ審査員の方々、そして後援・協賛を頂きました各団体および関係各位に対しまして心より感謝申し上げます。

主催・後援・協賛
主催: JF全漁連中央シーフードセンター
後援: 農林水産省 (社)大日本水産会 日本放送協会
協賛: 全国共済水産業協同組合連合会 全国漁業共済組合連合会 全国漁連のり事業推進協議会 海と魚と食を考える会
全国料理学校協会 (社)全国調理師養成施設協会 全国高等学校家庭クラブ連盟 全国家庭科教育協会