第6回シーフード料理コンクールが10月23日服部栄養専門学校で開催されました。全国から寄せられた961作品の応募の中から書類審査で選ばれた32作品が実技に臨み、服部幸應審査委員長他6名が審査を行い入賞作品16作品が決定し表彰式が行われました。

 6回目を迎えた今回の料理テーマは、一般・学生の部については魚介類をメインに使った『私のお手軽自慢料理』、浜料理・プロの部については『牡蠣を使った自慢料理、逸品料理』としました。浜料理・プロの部で「牡蠣」をテーマとしたのは、JF全漁連で昨年「牡蠣の日制定実行委員会」を設置、検討した結果毎年11月23日を「牡蠣の日」としたことから「牡蠣の日」の普及・定着につながればとの思いからです。当日の審査では、美味しさ、手軽さ、栄養や経済面への配慮、魚の味や香りのバランス、盛りつけの美しさ、そして独創性に富んだものを基準に審査しました。

 また、当日同会場において、本コンクール・水産加工品部門の農林水産大臣賞7作品の展示を行い、賞状の授与式が行われました。これはJF関係団体等による優秀製品を表彰するもので、昨年度より始まりました。












【講評】 審査委員長 服部幸應氏

 昔ながらのお母さんの味と新しい工夫をほどこした料理の両方の作品が出そろったのが大変良かった。日本人にとって魚料理は糖尿病予防などに欠かせない栄養も含んでおり、大切である。もっと魚料理は見直されるべきものだ。


 【審査員】(五十音順、敬称略)

飯田 稔 神奈川県立栄養短期大学 名誉教授
佐藤 月彦 学校法人服部学園 服部栄養専門学校 調理技術部 西洋料理 主席教師
田口 道子 管理栄養士・料理研究家
中村壽美子 元日本テレビ「3分クッキング」プロデューサー・フードジャーナリスト
服部 幸應
(審査委員長)
学校法人 服部学園 理事長
同 服部栄養専門学校 校長
さかなクン お魚イラストレーター・館山市おさかな大使
宮原 邦之 全国漁業協同組合連合会 代表理事専務


 【選考基準】

 (1)  簡便性  手軽に効率良く、短時間(1時間)で作れる工夫がされているか。
 (2)  味・かおりの良さ  魚の持っている特性が十分いかされているか。
 (3)  経済性  経済面の配慮がされている。
 (4)  独創性  アイデア、オリジナリティがあるか。
 (5)  健康性  素材や栄養的なバランスがとれている。
 (6)  調和性  味・色あい・盛りつけの取り合わせに考慮がなされている。
 (7)  手順


 【主催者より】

 JF全漁連・中央シーフードセンターでは、今後これらの入賞作品を食育や魚食普及活動のさまざまな場で活用させていただくとともに、引き続き次回以降のコンクールにおいて、新しい感性を生かした魚料理を発見していきたいと考えております。
 終わりにこのコンクールに作品を寄せられた多数の皆様に対し、厚くお礼申し上げますとともに、審査委員長の服部幸應先生をはじめ審査員の方々、そしてご後援を頂いた各団体および関係各位に対しまして心より感謝申し上げます。



JF全漁連(全国漁業協同組合連合会・中央シーフードセンター)


農林水産省 (社)大日本水産会


全国共済水産業協同組合連合会 全国漁連のり事業推進協議会
全国漁業共済組合連合会 (社)全日本司厨士協会