第14回シーフード料理コンクール結果発表

テーマ「楽しむ♪お魚弁当」

入賞・入選レシピ

イラスト さかなクン

日本放送協会会長賞

プロを目指す学生部門

魚介たっぷり。紅白弁当

池上 誓良さん
エコール辻 東京 辻 日本料理マスターカレッジ1年

お弁当の献立

  • ・桜海老と蕪葉と菊のご飯
  • ・金目鯛幽庵地*
  • ・蕪と海老真薯のあんかけ*
  • ・だし巻き卵
  • ・ほたてと春菊、
     しいたけのお浸し
  • ・じゃがいもと三つ葉の
     たらこシャキシャキ和え
  • ・蕪の甘酢漬け・梅酢漬け

*印の料理について作り方を解説、分量4人分

(調理時間約50分 ※炊飯時間は含まない)

コメント

ハレの日のお弁当というテーマでしたので、紅白を基調にしたお弁当に仕立てました。フタを開けた時の華やかな見た目は、食欲をそそると思います。子供でも食べられるように味付けは決めました。

〈金目鯛幽庵地 主材料〉

きんめだい(切り身) 8切れ
しょうゆ 100ml
みりん 100ml
100ml
黄ゆず 1/2個

〈金目鯛幽庵地 作り方〉

1.

しょうゆ、みりん、酒を合わせる。合わせた調味料に輪切りにした黄ゆずを軽くしぼって加える。

2.

切り身を(1)に約10分漬ける。

3.

熱したグリル(中弱火)で切り身を焼く。途中で漬け汁を2度はけで塗りながら、火が通るように焼く。

〈蕪と海老真薯のあんかけ 主材料〉

かぶ 4個
しいたけ 2枚
いんげん 4本
しょうが 1片
えび 30g
白身魚のすり身 20g
卵白 1/4個分
水溶きくず粉 小さじ1
少々
だし汁(昆布味) 適量
[浸し汁]:
(最後にかけるあんの分を含む)
  一番だし汁 800ml
  薄口しょうゆ 45ml
  みりん 55ml
  小さじ1
くず粉パウダー 適量
水溶きくず粉 適量

〈蕪と海老真薯のあんかけ 作り方〉

1.

かぶは六方剥き(天地を切り、その切断面が正六角形になるように皮をむくこと)にし、中をくり抜く。蒸し器で約8分蒸す。

2.

浸し汁のだし汁と調味料を合わせひと煮立ちさせる。100ml分は冷ます。

3.

しいたけは半分に切り、塩ゆでしてざるにとって浸し汁に漬ける。

4.

いんげんは塩ゆでし、冷水に取って冷ます。冷ました浸し汁に漬ける。

5.

(1)のかぶに火が通ったら、浸し汁に漬ける。

6.

しょうがはすりおろす。

7.

えび真薯を作る。えび20g(残り10gは飾り用にとっておく)を細かく刻み、さらに包丁でたたく。たたいたえびと白身魚のすり身を合わせてよくする。

8.

卵白、水溶きくず粉、昆布だし、塩の順に入れ、さらによくする。

9.

かぶを浸し汁から取り出し、くり抜いた穴にくず粉パウダーをはけで薄くつける。(8)を中に詰めて、再び蒸し器で蒸す。

10.

5分くらい蒸したら、残しておいたえび10gを1cm角に切ってのせ、さらに3分蒸す。

11.

浸し汁を火にかけ、水溶きくず粉を加えてあんを作る。蒸し上がった(10)、いんげん、しいたけを盛りつけ、あんをかける。しょうがを添えて完成。