全国各地の生産者とその地域(浜)の水産業に携わる人々・団体が協力し、所得向上に向けて、ブランディングや商品開発、高鮮度出荷、取り組みを計画し、実践する「浜の活力再生プラン」(通称：浜プラン)の2019年度優良事例表彰の受賞者が決定しました。
　残念ながら、新型コロナウイルス感染拡大の防止のため、表彰式は見送られましたが、受賞者の中から、農林水産大臣賞と水産庁長官賞に選ばれた取り組みを簡単にご紹介します。

農林水産大臣賞：兵庫県地域水産業再生委員会　但馬沖合底びき網漁業部会
取組内容：兵庫県北部の日本海に面する但馬で、ズワイガニやホタルイカ等の高鮮度な漁獲物を県内外にPR。消費や販路を拡大して魚価を向上させるとともに、自主的な資源管理を積極的に推進し、漁業経営を改善させた。

水産庁長官賞：岩手県宮古市重茂地区地域水産業再生委員会
取組内容：養殖ワカメのブランド化を進め、組合員に向けの情報配信システムを活用した養殖管理体制を構築。東日本大震災からの復興に取り組み、漁業所得の向上を達成した。

水産庁長官賞：串間市東地区地域水産業再生委員会
取組内容：加工品の6次産業化、共同出荷などの魚価向上の取り組みにより漁業所得が増加。新規就業者の受け皿としての機能も担い、若手漁業者を呼び込み、地域振興に寄与した。

　その他、各賞の受賞団体や取組内容の詳細は浜プランWEBサイトに掲載されています。