JF全漁連が毎年開催している おさかな料理のアイディアレシピコンクール25周年を記念した特別企画（協力：一般社団法人豊洲市場協会、日本おさかなマイスター協会）として、今回、世界最大規模の水産物卸売市場である豊洲市場で、魚への親しみと魚食普及に繋げるため、夏休み期間の８月20日（火）親子おさかな料理ワークショップを開催しました。
　今回のワークショップには393組の応募があり、抽選により16組32名の親子が参加しました。
　はじめに、集まった親子は1時間ほど豊洲市場内を見学し、特別に水産仲卸棟も見学、おさかなマイスターのお店に立ち寄り、子どもたちからの様々な質問にお応えいただきました。
　続いて、市場内の管理施設棟調理室に場所を移し、おさかな愛の語り部でJF全漁連プライドフィッシュ・プロジェクト企画委員の上田勝彦（ウエカツ）先生からアジを丸ごと使い切る「ウエカツ流アジづくし4品」を教えていただきました。
　アジの刺身と薬味を一緒に醤油に漬けてすりごまを加えた大分県の郷土料理「りゅうきゅう」に加え、ゆでて食べる「湯煮」のおいしい作り方のコツを伝授いただき、湯煮の味つけは好みの味つけを考えてもらおうと、和風・洋風・中華風などの調味料や付け合わせ野菜を用意して、小学生も保護者も思い思いの味つけを楽しんでいました。さらに、ウエカツ先生は魚の味噌水炊き汁を今回は子どもたちからの要望でしょうゆの味つけで、さらに炊かず飯のデモンストレーションを行いました。アジの炊かず飯は、最後に親子がおにぎりにして試食をしました。
　参加の子どもたちからは、「湯煮がおいしかった」「炊かず飯のおにぎりがおいしかった」「魚がきらいだったけどすきになった」「いえでも作りたい」とのお声が。また、保護者からは、「魚料理のレパートリーが増えた。いつも調理法がワンパターンだったので、とても簡単においしく魚が食べられることを知れて良かった」「魚を食べることが苦手な息子がおいしい、おいしいと夢中で食べてるところを見られたことが良かった」と今回のワークショップへの感想が寄せられました。
　主催者であるJF全漁連からは、漁師自慢の魚「プライドフィッシュ」WEBサイトの紹介や現在募集中のシーフード料理コンクールの親子で魚活チャレンジ部門「おさかなおにぎりを作ろう」への参加について、ウエカツ先生に教えていただいた炊かず飯などをヒントに好みの味つけや具材で「おさかなおにぎり」を作って応募してほしいと呼びかけました。

　シーフード料理コンクールWEBサイト
　https://www.pride-fish.jp/seafood_concours/