聖心女子大学グローバル共生研究所主催、さかなクンによる「HAPPYギョ食プロジェクト」イベントレポート
2024年11月28日(木)に聖心女子大学グローバル共生研究所主催で招聘研究員かつ一般社団法人SD BlueEarth・青い地球を育む会のキャプテンを務めるさかなクンによる「HAPPYギョ食プロジェクト」が開催され、JF全漁連も協力・参加してきました。
本講演は生物に限らず、社会や地球環境での「共生」について勉強している学生30名に対して行われ、食糧として、漁業(生業)として、海洋環境としても共生の必要がある「低利用魚」について、さかなクンが講演しました。講演の最後に一部では低利用魚や食害魚ともいわれているクロダイを使った料理の試食も行われました。
さかなクンが、まず低利用魚と言われるゆえんや実態について説明しました。次に低利用魚と呼ばれている魚をいくつか紹介し、今回の目玉となるクロダイについて、魚類の中では珍しい雑食性のお魚で、海水温が上昇してきたことにより、エサが乏しい冬場でも活発化して、養殖されている海苔を食べるようになってきたので食害魚とも呼ばれていることや一方で用心深い魚なので漁獲しにくい上に、同じタイ科の魚でも赤くなく黒いので、おめで“鯛”として歓迎されないこともあり価格が安いといったかわいそうな部分がたくさんある、という内容をイラストを交えながら紹介しました。
最後にクロダイを使った試食を行い、学生たちに実際にクロダイがどんな味がするのか、魚臭さを消すためにはどういう工夫をすればいいのかといったことを実食で体験してもらいました。クロダイは海苔の産地でもあるJF岡山漁連から提供してもらいました。また、魚臭さを消す方法の一つとしてハーブが用いられますが、そのハーブは同大学内で学生によって育てられたものを使用しました。さかなクンもあまりにもおいしかったので、一瞬で食べてしまうほど。学生たちも「魚は苦手だが、香草で魚臭さを感じないし、何より魚自体がおいしい。」「低利用魚という言葉を初めて知った。こんな魚が低利用魚というのはもったいない」といった感想が聞かれた他、魚料理に挑戦したい人も、調理はできないけど外食では積極的に魚を食べるようにしたいという学生もいました。
この経験を通して内食・外食に限らず色々な種類の魚を食べてもらい、低利用魚が「利用魚」になってもらいたいです。
本講演は生物に限らず、社会や地球環境での「共生」について勉強している学生30名に対して行われ、食糧として、漁業(生業)として、海洋環境としても共生の必要がある「低利用魚」について、さかなクンが講演しました。講演の最後に一部では低利用魚や食害魚ともいわれているクロダイを使った料理の試食も行われました。
さかなクンが、まず低利用魚と言われるゆえんや実態について説明しました。次に低利用魚と呼ばれている魚をいくつか紹介し、今回の目玉となるクロダイについて、魚類の中では珍しい雑食性のお魚で、海水温が上昇してきたことにより、エサが乏しい冬場でも活発化して、養殖されている海苔を食べるようになってきたので食害魚とも呼ばれていることや一方で用心深い魚なので漁獲しにくい上に、同じタイ科の魚でも赤くなく黒いので、おめで“鯛”として歓迎されないこともあり価格が安いといったかわいそうな部分がたくさんある、という内容をイラストを交えながら紹介しました。
最後にクロダイを使った試食を行い、学生たちに実際にクロダイがどんな味がするのか、魚臭さを消すためにはどういう工夫をすればいいのかといったことを実食で体験してもらいました。クロダイは海苔の産地でもあるJF岡山漁連から提供してもらいました。また、魚臭さを消す方法の一つとしてハーブが用いられますが、そのハーブは同大学内で学生によって育てられたものを使用しました。さかなクンもあまりにもおいしかったので、一瞬で食べてしまうほど。学生たちも「魚は苦手だが、香草で魚臭さを感じないし、何より魚自体がおいしい。」「低利用魚という言葉を初めて知った。こんな魚が低利用魚というのはもったいない」といった感想が聞かれた他、魚料理に挑戦したい人も、調理はできないけど外食では積極的に魚を食べるようにしたいという学生もいました。
この経験を通して内食・外食に限らず色々な種類の魚を食べてもらい、低利用魚が「利用魚」になってもらいたいです。
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さかなクンの講演の様子
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クロダイについての説明
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さかなクンが描いたクロダイ
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試食で提供された「クロダイの香草焼き」
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さかなクンも一緒に試食
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「HAPPYギョ食プロジェクト」に参加した学生たち
©SDBE・さかなクン