海に浮かぶ白いフラン
魚介のスープ仕立て
【第21回シーフード料理コンクール受賞レシピ】
おいしいおうちギョ(魚)はん
農林水産大臣賞
【審査委員からの一言】
色合いが良く、美しい一皿。
食材をきちんと利用していて、素材の味出しの基本が踏まえてあります。
≪魚介のフラン≫
まだい(おとめだい) 85g(あらを取っておく)/くるまえび 80g(殻を取っておく)/玉ねぎ(みじん切り) 1/8個分/卵 40g/豆乳、生クリーム 各30g/白ワイン、バター 各10g/塩 1g/こしょう、カイエンペッパー 各少々/ディル、オレガノ、好みのハーブ 各適量
≪スープ≫
くるまえびの殻 50g/まだい(おとめだい)のあら 130g/にんじん、玉ねぎ(粗みじん切り) 各25g/にんにく 1かけ/白ワイン 50g/トマト(粗みじん切り) 1/4個分/水 600ml/塩 2g/ゆずの果汁 10ml
≪飾り用≫
パプリカ(赤、黄) 各1/6個/ゆずの皮(針切り) 1cm分
[作り方]
(1)スープを作る。えびの殻(飾り用に頭の部分を少し残す)は乾煎りにします。サラダ油小さじ2(分量外)でにんじん、玉ねぎ、つぶしたにんにくを炒め、えびの殻と、炒めたたいのあらを鍋に入れて、白ワイン、トマト、水を加えて20分煮てからこします。これを300mlまで煮詰め、塩とゆずの果汁で味をととのえます。
(2)たいの切り身とえび30g、塩をフードプロセッサーにかけ、そこにバターで炒めた玉ねぎと卵、豆乳、生クリーム、白ワイン、カイエンペッパー、こしょうを入れ、さらに回してから裏ごしにします。
(3)みじん切りにしたディルとオレガノ(飾り用に少し残しておく)と、残しておいたえび50gをぶつ切りにして、(2)に入れて混ぜる。2等分にわけてラップに包み、蒸し器で10分蒸します。
(4)飾り用の各パプリカをひし形に切り、(1)のスープに入れ、短時間で少し火を通します。
(5)皿に(3)のフランをのせ、周りに(4)を流して、残しておいたえびの殻、ディルとオレガノ、ゆずの皮、好みのハーブを飾ります。