17の目標を実践する日本の漁業
- 漁師がつくった気候変動マップ
- 気候変動や自然災害を日本全国の漁師たちがみんなで考えた取り組みです。まさに、地球規模の課題を前に、パートナーシップを発揮した漁師たちの第一歩と言えます。
- 利用しながら守る、保全のこころ―シンポジウム「里海保全の最前線」レポート―
- 海の豊かさを守るために、魚や貝が育つ場所にもなっている藻場や干潟を再生・保全する活動を紹介しました。漁師だけでなく、市民も巻きこんだ活動に発展している地域が多いようです。
- 【漫画でわかる】日本の魚の資源管理
- 日本の漁師たちが行っている水産資源管理を漫画で紹介しました。持続的に海の恵みを享受するために、魚を獲りすぎない工夫や、魚を守りながら産業を回す工夫など、先人たちから受け継ぎ発展させてきた知恵が満載です。
- 地域でつくる「答志島トロさわら」~基準徹底でハイブランド化実現~
- 生産者が行う「資源管理」や「品質管理」など、持続可能な生産活動を目指した活動を紹介しました。限られた水産資源を大切に利用するため、生産の段階で丁寧な処理をして品質をUPする。「つくる責任、つかう責任」を実践する取り組みです。
- “雇用”と“自営”のくみあわせで収入安定&若手組合員増加! 宮崎県串間市東地区~「浜プラン」水産庁長官賞の紹介~
- 限られた資源をみんなで利用し、みんなが健康的に働ける環境を作った事例です。重労働のイメージがある漁業ですが、漁協や漁師が連携することで、働きやすい環境も実現することができるのです。
- 未利用資源「あかもく」で水福連携!鳥取県西部地域~「浜プラン」全漁連会長賞の紹介~
- 福祉連携による雇用の創出を実現した事例です。漁師たちの働き方も改善され、働きがいと経済成長の両立を実現することができました。
「誰一人取り残さない」、SDGsの実践者たち
いかがでしょうか?
どの活動も、豊かな地球環境を守ることをベースに、みんなが幸せに暮らせる社会を実現し、産業(経済)を持続するための工夫が満載の取り組みだと思いませんか?
他の記事からも、漁師たちがSDGsの17の目標を具体的に実践し成果を上げている様子がうかがえると思います。
SDGsの基本理念は「no one(will be)left behind」=「誰一人取り残さない」、「誰も置き去りにしない」ということです。同じ時代に生きる私たちはもちろん、これから生まれる子々孫々までが地球の恩恵を受けられるように、今私たちがやらなければならないことを着実に実行することが求められています。
「国連」とか「地球」とか、とっても壮大なお話に聞こえてしまいがちですが、Sakanadiaで紹介した漁師や漁協の取り組みを見てみると、案外私たちの生活に根付いているものなのかもしれません。
漁業や魚のWEBメディア 「Sakanadia(サカナディア)」
「漁業の話をみんなで楽しく」をメインコンセプトにJF全漁連が運営する漁業や魚の情報を発信するWEBメディア。全国の漁師や漁業協同組合の活動・取り組みなどをコラムや漫画で楽しく、わかりやすく発信しているほか、漁業とSDGsについても紹介しています。