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熊本県

川口産大和蛤


旬:6~8月

“川口産大和蛤”は川口漁協で漁獲される希少価値の高い『本ハマグリ』!
ハマグリ特有の濃厚な出汁が味わえる“お吸い物”が一番!塩だけでとてもおいしい!

プライドストーリー

熊本県の主要ハマグリの生産地は、河から運ばれる栄養と砂がたっぷりの河口の干潟域
“川口産大和蛤”の主要漁場は有明海の緑川河口域にある川口漁業協同組合の漁場!

 熊本県は、有明海や八代海(不知火海)に広大な干潟を有し、全国でも有数のアサリやハマグリ等の貝類の産地です。豊かな有明海や八代海には、広大な干潟が広がっており、アサリやハマグリ等の貝類のすみかとなります。また、有明海や八代海は比較的穏やかで温暖な海であり、餌となるプランクトンも豊富にあるため、ぐんぐん育ちます。熊本県の主要ハマグリの生産地は河口の干潟域にあり、菊池川河口域・白川河口域・緑川河口域・八代海湾奥東部・球磨川河口域の5つに大別されます。このうち最も漁獲量が多いのは有明海の緑川河口域にある川口漁業協同組合の漁場です。
 ハマグリといえば、日本海沿岸に広く分布する小型二枚貝で、日本で流通しているハマグリ類は、ハマグリ(本ハマグリ)・チョウセンハマグリ・シナハマグリの3種類があり、いずれも全国で「ハマグリ」として売られていますが、ほとんどがチョウセン・シナハマグリで、本ハマグリはごくわずかです。その中でも 熊本県の川口漁協で漁獲されるハマグリ(川口産大和蛤)は、全て日本で昔から採られている「本ハマグリ」で、古くから平安時代の貴族の女性が遊んだ貝合わせのように日本人とは縁の深い水産物の一つですが、現在は全国でも希少価値の高い品種として絶滅危惧種にも指定されています。
 吸い物にするとハマグリ特有の濃厚な出汁で、塩を入れるだけでとてもおいしくなります。特に旬の時期のハマグリは、殻いっぱいに身が詰まっており、プリプリとした食感が楽しめます。おすすめの食べ方は、お吸い物・焼きハマグリ・酒蒸しなど、ハマグリならではの貝の旨みをお楽しみください!

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水揚げ漁港や漁法

漁師はジョレンやヨイショを使い分けて漁獲します!
また、ハマグリ資源を回復させるため、漁業者は様々な取組を実施!

 ハマグリの漁場は、砂泥質の干潟域に形成されており、地盤の高い漁場ではジョレンやガンヅメ、地盤の低い漁場ではヨイショ(腰巻きジョレン)を用いて漁獲されています。漁獲されたハマグリは、ユリ目と呼ばれる道具でふるいにかけられ、殻幅1.7cmと3.5cmの2種類のサイズに選別され、出荷されます。
 熊本県のハマグリ生産量は、昭和40年~50年代前半には4,000トンを超えることもありましたが、昭和50年代後半から1,000トンに減少し、近年では100トン前後の生産量となっており、大幅に減少しました。ハマグリ資源を回復させるため、漁業者は殻長30mm以下のサイズのハマグリを採捕することを禁止したり、夏(7~8月)の産卵時期には出来るだけ休漁したり、ハマグリ保護区を設置したりと様々な取組みを実施しています。

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