カツオを1本ずつ丁寧に釣りあげて鮮度管理し、その日のうちに市場へ水揚げするため鮮度抜群!
明治にハワイの島民とともに改良した「ケンケン漁」は匠の技!
黒潮に面する紀南地方沿岸では、春先に黒潮にのって北上するカツオを、地元で「ケンケン漁」と言われる引き縄釣り漁により、1本ずつカツオを釣りあげます。釣上げた後、直ちに活け締め・氷温保存し、その日のうちに市場へ水揚げされるため鮮度が抜群です。特に、刺身やたたきが絶品で、いきの良いモチモチとした食感はたまりません!地元で春の訪れを告げる魚として古くから愛されています。
ケンケン漁の歴史は古く明治の初め頃、和歌山県の串本からハワイに大勢の人が移民し、その中の串本町田並の人達がハワイの島民とともに改良した漁法とされています。その後、明治41年(1908年)にハワイから改良されたケンケン漁を逆に田並に伝えて国内で広まりました。
ケンケン漁の名称について諸説は色々とありますが、ハワイのカナカ語で羽を使ったルアーをケンケンと呼んでいたことや、水揚げ時にカツオが水面をケンケンするように飛び跳ねることともいわれています。
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