おうちでも簡単にフレンチが作れちゃう!
そんなレシピを服部栄養専門学校 佐藤月彦先生に教えてもらいました。
服部栄養専門学校西洋料理シニアアドバイザー
佐藤 月彦(さとう つきひこ)先生
服部栄養専門学校調理師科を卒業後、渡仏。『トゥールダルジャン』『ジャマン』など名店で経験を積み、帰国後は、服部栄養専門学校調理技術部での研究及び、学生の指導にあたる。また、数々のTV番組・ドラマの料理指導も担当している。
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タラといろんなイモのブイヤベース(魚介や野菜を煮込んだ具だくさんスープ)
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【サフランがポイント!】
サフランという花のめしべで、独特の芳香と料理を黄色く染める色を楽しむ。魚介との相対が抜群で、代表的な料理はスペインのパエリアとフランスのブイヤベース。滋養効果もあり。
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フランスではジャガイモだけですが、サツマイモ、サトイモを入れるととろみが出ておいしいので、アレンジしました。それぞれのイモの分量は適当でいいですよ。
サワラのピペラード(パプリカやトマトの炒め煮)
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【ピメント・エスプレットがポイント!】
バスク地方エスプレット村で栽培されている唐辛子。柔らかな辛みの中にほんのり甘みもあり、料理にコクや旨みも加えてくれる。美食の地バスクでなくてはならないスパイス。
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現地では、卵とじにするのがポピュラー。バゲットにのせて食べるのもオススメ。常備菜として作り置きしておくと便利です。
①塩をふって水分と一緒に臭みを出す
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すでに塩をしてある魚の方が魚臭さは抜けているので、タラは、生よりも甘塩タラを使うのがおすすめです。サワラなど背の青い魚は、水分が多く、それが臭みの元になってしまうことも。焼く20〜30分前に塩をふると浸透圧で水分と一緒に臭みが出ていきます。とはいえ、タイなどの白身魚は水分が少ないので、塩をふったらすぐに焼かないとパサついてしまいます。
②両面グリルより、フライパンで片面焼き
両面焼きグリルよりも、フライパンで片面ずつ焼いた方がおいしく焼けます。臭みがこもらないよう、ふたをしないで焼くのがポイント。皮目を下にして弱火で7〜10分、7割程度火を入れます。反対側や側面は1分くらいで焼き目をつければふっくらジューシーに焼き上がります。
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