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香川県

“初摘み”
香川県産ノリ


旬:1~3月

黒い光沢、やわらかい歯ざわり。
香り高い風味は「初摘み」ならでは

プライドストーリー

香り高い「初摘み」だけを使った
海の栄養分がたっぷりつまった健康食品

 「“初摘み”香川県産ノリ」は、香川県産のノリのうちでも約5%しかとれない貴重なノリです。初摘みとは、養殖を開始して(ノリ網を本張りして)から20日以内に製品になったもののこと。11月から12月にかけて、最初に伸びてきた芽を摘み取って作られた乾ノリです。その中でも、香川県漁連の共販事業部における検査で、3等級以上かつ、「初」と格付けされたもののみが「“初摘み”香川県産ノリ」と呼ばれます。柔らかく、香りが高く、旨みたっぷりのおいしいノリです。
 おむすびや巻き寿司に欠かせないノリ。ノリはいろいろな食べ物に風味を添える名脇役です。その上、ビタミンやミネラルをはじめとして、食物繊維、鉄分、カルシウム、タンパク質などの26種類以上の栄養素を多く含む健康食品でもあります。その中でも意外と知られていないのは、ビタミンの種類と含有量。種類ではA、B群、C、Eなどを含み、ビタミンAはノリ1枚(21×19cm)で鶏卵1個分の摂取が可能です。またビタミンCは熱に弱く熱すると破壊されやすいのですが、ノリのビタミンCは熱に強く、焼きノリからでも摂取できます。ほかにもEPA(エイコサペンタエン酸)を豊富に含んでおり、ガンや生活習慣病の予防にも効果があるといわれています。
 
※良いノリの5つの条件
(1)黒々として光り輝いているような艶がある。
(2)穴や縮れ、破れがない。
(3)手触りがよくすべすべした感触がある。
(4)焼いたときの香りがよい。
(5)口当たりのよいもの。

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水揚げ漁港や漁法

ノリ収穫に欠かせない「潜り船」
摘み取る姿は瀬戸の人々の風物詩

 ノリ養殖の主な漁場は、香川県の西讃を除く海域。干潟の少ない香川県では沖合の水深が深い所で養殖が行われ、浮流式(うきながししき)養殖と呼ばれています。
 養殖は、9月下旬ごろからノリ網に種を付けることで始まります。その後、芽を2cmぐらいまで育苗した網を11月下旬ごろ海面に張ると、海中の栄養塩を吸収しながら約2週間で薄く黒い葉が20~30cmに成長。この葉を摘み取り、水洗い。細断等を経て、全自動乾燥機で21×19cm角の乾ノリにして出荷します。一度摘み取られたノリ網は再び葉が成長し、約10日後には引き続き摘み取ることができるため、2~3月まで繰り返し収穫されます。
 ノリの収穫専用の摘採船は「潜り船」と呼ばれ、ノリ網を持ち上げその下を潜りながら伸びたノリを摘み取ります。その風景は、収穫時期の晩秋から冬(11月~3月)にかけての瀬戸の風物詩となっています。

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