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京都府

丹後ぐじ


旬:10月~12月

淡白ながら上品な甘みが広がる
京料理に欠かせない食材

プライドストーリー

徹底された品質管理による
美しさと高い鮮度が自慢

 丹後ぐじとは、京都府宮津市、伊根町にて水揚げされる高鮮度なアカアマダイのこと。鮮度管理を徹底していて、釣り上げられたアカアマダイ(丹後ぐじ)は人の体温の影響が及ばないよう針をはずさずにハリス(釣り糸)を切ります。クーラーボックスでは魚体に直接氷が触れないよう、氷と魚の間に仕切りをし、その中に入れます。鮮度と鮮やかな体色を保つため、クーラーボックス内の水温は4℃(±1℃)に維持します。
 水揚げ後は、丹後ぐじの基準として定められた見た目やサイズ(500g以上のもの)等により選別。基準をクリアしたものだけが、丹後ぐじとして出荷されます。また、水揚げ当日に出荷される丹後ぐじの出荷箱には専用のシールを貼り付けています。
 丹後ぐじは、淡白な味わいの中にも甘みがある、とても上品な味。焼き物、お吸い物、蒸し物などさまざまな料理に重宝され、京料理には欠かせない存在で、京都府の旬の魚にも指定されています。また。体に良いとされるタンパク質や脂質、ミネラル(カリウム、カルシウム)、ビタミンB12、D、Eが豊富に含まれています。

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水揚げ漁港や漁法

 

 丹後ぐじは釣り・延縄漁業で漁獲されます。延縄漁業とは、幹縄に取り付けられた針のついた多数の枝縄の仕掛けを水深50~120メートルの海底(泥場)に巣穴を作って生息している丹後ぐじを目がけて海に投入し、しばらく待った後仕掛けを引き上げる漁法です。1カゴあたりの幹縄の長さは約1km。そこに約100本の針がついています。エビ、イカを主な餌として、1日に3~7カゴを使い操業します。
 また、漁獲された小型サイズのアカアマダイは再放流、更には標識付(腹ビレカット)したアカアマダイを放流し、生態を調査するなど、資源管理の取り組みも行われています。

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