トサカのような背びれをもち、「鶏魚」とも書かれるイサキ。
なかでも産卵期の脂がたっぷりのった「梅雨イサキ」は格別
「伊佐木」と書いてイサキ。背びれのトゲが鶏のトサカに似ていることから、「鶏魚」とも書かれます。産卵期である6~7月にかけての脂がたっぷりのったものは「梅雨イサキ」と呼ばれています。20~30cmサイズのころは体に縞が入っていますが、それよりも大きくなると縞がだんだん薄くなり消えてしまうのが特徴。長崎県は全国有数のイサキの産地であり、生産量全国1位で、約30%を占めます。長崎の恵まれた環境で育つイサキは、身質・脂ののりがよく、全国へ鮮魚で出荷されています。
ビタミンAが多く、体の発育成長や、皮膚・粘膜保護の効果があるイサキ。癖のない白身で、刺身や寿司をはじめ、塩焼き、煮付け、ムニエル、フライなど、どんな調理法でもおいしい魚です。なかでも濃厚な脂を堪能できる刺身、焼き物がおすすめです。
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