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静岡県

仁科のヤリイカ


旬:10~3月

口に広がる強い甘みが特長。
内臓が透けるほど新鮮なヤリイカ

プライドストーリー

海底近くのイカを「昼獲り」するから、甘みが深い。
透けるほどに新鮮な肉厚の身は、柔らかくてとろけそう

 伊豆半島西岸に位置する西伊豆仁科で、古くから営まれるイカの一本釣り漁業。主な漁場は、日本で一番深い湾として知られる駿河湾中央部にある石花海(せのうみ)です。深い場所ばかりでなく40mほどの浅い場所があるため、その高低差によって湧昇流が発生し、豊かな漁場を形成しています。
 イカの水揚は一年中行われますが、夏はスルメイカ、秋から冬にかけてはヤリイカの水揚が最盛期。希少価値の高いヤリイカは、高い鮮度を保ったまま市場へ届けるため活魚で出荷しています。旬のヤリイカは、肉厚でありながら柔らかく、独特のトロリとした甘みのある味わいが魅力です。夜に出航し、船の明かりに集まって浮上してきたイカを釣り上げる一般的なイカ漁と異なり、仁科では昼に出航して海底近くのイカを釣り上げるため、イカにストレスがかかりません。それが、甘みの強さにつながっています。内臓が透けるほど透明な刺身は、絶品。後味はサッパリとしているため、いくらでも食べられてしまいます。

水揚げ漁港や漁法

精細なヤリイカを最良の状態に保つため、
漁法から運搬方法まで、細心の配慮を徹底

 ヤリイカの水揚げ方法は2種類。ひとつは、直接手に触れないように手袋を使い、体温がヤリイカに伝わらないように活魚槽へ入れる「一本釣り」。もうひとつは、機械によって一杯ずつ釣り上げ、人の手に触れることなく活魚槽にヤリイカを入れる「機械釣り」です。
 仁科のヤリイカは、前者の「一本釣り」。イカの表皮を傷めないよう素手では一切触れず、必ず手袋を着用します。さらに、漁船から市場への荷揚げには、無結節(結び目がない網)のタモを使用し、丁寧に取り扱います。また、漁港への運搬時は航行中もポンプを稼働して活魚槽の海水を入れ替え、水質を維持。活魚槽への衝撃によってヤリイカにストレスがかからないよう、航行速度にも配慮しています。繊細なヤリイカを常に最良の状態に保つことが、仁科のヤリイカの高鮮度の秘訣です。

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