従来のカンパチの弱点全てをカバー。
煮物から刺身まで、幅広く楽しめる新たな養殖カンパチ
カンパチは刺身や寿司などの生食では定評があるものの、同種のブリと比べ脂質が低いせいか、料理用には向かない食材とされてきました。しかし、脂質の高い魚は酸化や変色が早く、また、餌に含まれる養殖魚特有の臭いが出てしまうという難点も…。そこで、新たに誕生した養殖カンパチが「e-かんぱち」です。これまでの弱点を克服した優秀な品質で、市場からも高い人気を得ています。
食べ物のおいしさの感じ方は人それぞれですが、一般的にはグルタミン酸・アスパラギン酸が旨味を、グリシン・アラニン・セリンなどが甘味を生じると言われています。検査の結果、「e-かんぱち」はこれらの成分が通常のカンパチよりも多いことがわかっています。脂質は高いですが、酸化や変色が遅く養殖臭も感じないという試験結果が出ていて、煮物や焼物など料理の幅も広がりました。もちろん、刺身としてもおいしく、脂が乗っているのにしっかりとした歯ざわりを楽しめるのが魅力です。
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