栄養をたっぷり蓄えた春がベストシーズン!
あっさりとしながらも旨みが深い「桜鯛」がオススメ
桜が咲く春、旬を迎えるマダイ。産卵を控え脂がたっぷりのった身体が薄いピンク色をしていることから「桜鯛」とも呼ばれます。初麦を収穫する夏の頃に漁獲されたものは「麦藁鯛」と呼ばれますが、産卵後の身体からは脂が抜け落ちてしまっているため、「麦藁鯛は馬も食わず」と言われるほど。マダイを食べるなら、産卵前の春が一番なのです。
旨味成分として、グルタミン酸やイノシン酸を含み、淡泊な中にも独特の美味しさがあるので、煮ても焼いても刺身でもおいしく、臭みもないため、魚が苦手な人でも食べやすい味わいです。旨味成分であるイノシン酸は分解されにくいため、時間が経っても比較的味が落ちにくいので、「腐っても鯛」ということわざができたのかもしれません。
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