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滋賀県

ビワマス


旬:7~8月

鮮やかなサーモンピンクの身は
まさに「琵琶湖の宝石」

プライドストーリー

大きいものは60cmにも達する、サケ科の琵琶湖固有種。
とろける味わいと程良い歯ごたえが楽しめます

 大きいものは60cmに達するサケ科の琵琶湖固有種です。琵琶湖に注ぎ込む河川で冬にふ化した稚魚は初夏に琵琶湖へ下り、冷水層でコアユ・イサザ・エビなどを食べて3~4年成長した後、故郷の河川へ再び遡上し、卵を産んで一生を終えます。海と琵琶湖の違いはありますが、サケと同様の生活史を持つ魚が琵琶湖にいることは、あまり知られていません。
 ビワマスの身の色は鮮やかなサーモンピンクで、旬の夏にはトロにも負けない上質な脂が全身に乗り、たいへん美味です。おススメは何と言っても、口の中でとろける味わいと程良い歯ごたえが楽しめるお刺身。ほかにも和洋を問わず、塩焼き・煮付け・寿司・エスカベージュ・ムニエルなどに。あらは味噌汁にしても絶品です。また、秋の産卵期を前にしたビワマスはアメノウオ(アメノイオ)と呼ばれ、これを炊き込んだアメノイオご飯は滋賀県の無形民俗文化財に選定されている郷土料理です。現在は10~11月が禁漁となるため、天然物を楽しめるのは9月までです。

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水揚げ漁港や漁法

視力の良いビワマスは、細い糸からなる網で漁獲。
増殖と養殖を行い、貴重な資源保護も欠かしません

 ビワマスは低い水温を好むため、もっぱら北湖の深い所に棲んでいます。主な漁法は「小糸(刺網)」です。ビワマス専用の小糸網は、琵琶湖の深部へと垂れるカーテンの様に長く、目の良いビワマスをとらえるため非常に細い糸で編まれています。明るい月夜は漁獲が振るわず、新月の晩によく獲れることからも、ビワマスの視力の良さがうかがえます。
 琵琶湖の宝石ともいわれる貴重なビワマスの資源量を確保するため、天然親魚を捕獲して採卵し、稚魚を育てて放流する増殖事業が長年行われています。また近年はビワマスの養殖技術も向上し、年間を通して身の質が落ちない全雌三倍体がびわサーモンとして流通しつつあります。

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