11月19日(日)、日比谷公園にて「第5回Fish-1グランプリ」(「ジャパン・フィッシャーマンズ・フェスティバル2017」内)を開催しました!フェスティバル全体の来場者数は4日間で、のべ約14万人、Fish-1グランプリ開催日の19日は約6万人ものお客様がお越しくださいました。当グランプリも5回目を迎え、今回が初めてのお客様、そして前回、前々回も来てくださったお客様など、たくさんの方々にご来場いただきました。
あちこちからおいしいお料理の湯気が立ち昇るなか、オープニングセレモニーがスタート。当グランプリの主催者となる、国産水産物流通促進センター 代表機関 公益社団法人 日本水産資源保護協会 髙橋 正征 会長、同じく主催者の国産水産物流通促進センター 構成員 全国漁業協同組合連合会 長屋 信博 代表理事専務からご挨拶をさせていただきました。続いて、来賓としてジャパン・フィッシャーマンズ・フェスティバルの主催である、株式会社 産業経済新聞社 松本 肇 取締役と、プライドフィッシュプロジェクト企画委員会 中澤さかな 運営委員長からご挨拶をいただいた後、当グランプリ審査委員会 中嶋 貞治 審査委員長により開会を宣言し、待ちに待った魚の祭典が開幕しました!
開場と同時に、プライドフィッシュを使ったお料理やファストフィッシュへの感想が、あちこちから聞こえてきます。会場には、ご家族連れの姿も多数。プライドフィッシュのお料理もファストフィッシュの品々も見事に調理されていて骨を気にすることなく食べられる品が多く、お子様たちもニコニコ食べていました。一人でも多くの人に魚のおいしさを知ってほしいと願う浜の漁師たちの想いが伝わるお料理の数々です。
ステージには、JF全漁連魚食普及推進委員としても活躍中のさかなクンが登場!プライドフィッシュの魚種をステージ上で描きながらのお魚クイズが繰り広げられました。さかなクンが目や輪郭を描き始めると、たちまち子どもたちの手がたくさん挙がり、会場は大盛り上がり。お魚の知られざる豆知識から爆笑エピソードまで、お魚を楽しみながら学べるステージでした。
ステージではその後、地域の漁業と学校が連携した「水産・海洋高校生による 水産物消費拡大のための取組発表」や、水産庁が推進する「魚の国のしあわせプロジェクト」の一環として、お魚の上手な食べ方講座などが行われました。「知ってトクする!お魚食育講座」では、食育専門家 浜田 峰子さんによる、お魚を簡単においしく料理するためのアイデアやヒントを紹介。家庭でもっとお魚を食べよう!という気分が高まったのではないでしょうか。続いて、水産資源と海にやさしい漁業を応援する制度として注目される「マリン・エコラベル・ジャパン」の活動も報告されました。
晩秋の空にお魚料理の香りが漂った第5回Fish-1グランプリ。いよいよ、浜のみなさんが力を出し合ったコンテストの結果発表です。プライドフィッシュ料理コンテスト グランプリに輝いたのは、JF静岡漁連(JF伊豆 仁科支所)「いか様丼」。プリプリで旨味濃厚なイカの「刺身」と「秘伝のたれ漬け」をダブルで堪能できる贅沢な逸品です。準グランプリは、JFやまがた 「庄内おばこサワラ炙り丼」。熟成により味わいを引き出し、さらに炙りで香ばしさ出すという魚のおいしさと調理の技が光るお料理でした。
国産魚ファストフィッシュ商品コンテスト グランプリは、JF佐賀げんかい「剣先イカレモンオイル漬」。プリプリ、コリコリとした食感をレモン風味で爽やかに仕上げたひと品。おかずにもおつまみにもピッタリです。準グランプリは、小豆嶋漁業(株) 「三陸産秋刀魚つみれ さんまコロコロ -つみれ汁-」。さんまならではの豊かな風味が魅力で、特に身から出る旨味が解けこんだ汁は絶品でした。
魚を食べる喜びと味わう楽しさを日本全国へ、世界へと広げていくプライドフィッシュ 、ファストフィッシュの両取り組みは、これからも活発に活動していきます。
今後とも、漁師自慢の魚「プライドフィッシュ」と手軽でおいしい「ファストフィッシュ」、そして日本全国津々浦々の魚をよろしくお願いします!!
<漁師自慢の魚 プライドフィッシュ料理コンテスト>
全国漁業協同組合連合会会長賞
JF北海道ぎょれん丸ごとほたてのかんたんアヒージョ
ほたてがゴロゴロとたっぷり入ったアヒージョ。味の濃いアヒージョになっても、本来の味わいをしっかりと主張するほたての存在感が見事。旨味の立つ自慢のほたてだからこそできる、至高の調和を堪能しました。
※写真はイメージです。
審査員特別賞
JF岡山漁連
晴れの国から 岡山の海カレー
~食べた瞬間口に広がるは海苔の風味、味の深みは牡蠣からの恵み~
瀬戸内海で育った牡蠣の旨味が活きた、スパイシーなカレー。海の恵みとスパイスが溶け合ったところへ、豊かな海苔の風味が重なっていく、浜のハーモニーを味わうことができました!
※写真はイメージです。
審査員特別賞
JF兵庫漁連ほたるいか炊き込みおこわ
ほたるいかの持つミソの味わいが、口いっぱいに広がる炊き込みおこわ。濃厚なミソと炊き込みおこわが口の中で混然一体となっていく感覚に、贅沢とすら思える豊かさを感じられる味わいでした。
※写真はイメージです。
<地域を元気にする 国産魚ファストフィッシュ商品コンテスト>
グランプリ
佐賀:JF佐賀げんかい剣先イカレモンオイル漬
味のしっかりとしたレモンオイルと調和できるのは、しっかりとした味わいを持つ剣先イカならではの魅力。プリプリ、コリコリとした食感が後を引き、思わずごはんやお酒が進んでしまいそう!
※写真はイメージです。
詳しくはこちら準グランプリ
岩手:小豆嶋漁業(株)
三陸産秋刀魚つみれ さんまコロコロ -つみれ汁-
さんまの風味を生かしたつみれ。しっかりとさんまの味わいがありながら、クセはまったくなく、食感もなめらか。このままでおいしいだけでなく、さまざまな料理に活かせる形状になったことにも注目です。
※写真はイメージです。
詳しくはこちら全国水産卸協会会長賞
山口:マル幸商事(株)くじらカレー
くじらのまち、下関からのエントリー。ゴロゴロとたくさん入ったくじら肉は、まるでビーフのような存在感。もちろん食べ応えも抜群です。くじら肉のおいしさを引き立てるカレーそのものの美味しさも秀逸!
※写真はイメージです。
詳しくはこちら大日本水産会会長賞
千葉:(有)カネタ水産塩こうじ漬 骨抜きさば 【千葉県産寒鯖】
塩こうじ漬けにされることで高まった甘味、風味の豊かさは絶品。質の高いサバならではの味わいを堪能できました。身が柔らかく、骨が無く食べやすいので、子どもにも高齢の方にもおすすめしたいひと品です。
※写真はイメージです。
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福岡:(株)山一物産じんだ煮(イワシ)
「じんだ」とは、ぬか床のこと。脂の乗ったイワシをぬか床と調味料で炊き上げる、北九州小倉の郷土料理。味わい深く、ごはんをたくさん食べてしまいそうになります。骨まで食べられるのがうれしいポイントです。
※写真はイメージです。
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長崎:(株)ウエハラ骨まで食べるあじ開き
脂の乗りの良さで知られるブランドあじ「対馬五月真あじ」を独自の技術で加工。頭から尻尾まですべてを食べられました。袋から出してそのままでも食べられるため、さまざまなシーンでの活躍に期待します!
※写真はイメージです。
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