青森県ナンバーワンの水揚げ量。
ほどよく脂がのり、しっとりした赤身がたまらない“深浦マグロ”
青森県の本マグロ(クロマグロ)と言えば、豪快な一本釣りの“大間のマグロ”が全国的に有名で、築地市場の初競りでは毎年高額で落札される高級魚の代名詞です。しかし水揚げ量を見ると、青森県のクロマグロの約半分が日本海側の深浦地区で漁獲され、平成24年は数量で約450トン、金額で約6億3千万円と青森県下ナンバーワンの漁獲量を誇っています。
青森県最西端に位置する深浦町は、世界遺産白神山地に抱かれた自然豊かな町。「黒いダイヤ」と形容されるクロマグロのうち、日本海を回遊し、春から夏にかけて津軽海峡へと北上する深浦のマグロを夏マグロといい、対して津軽海峡で水揚げされる大間のマグロは冬マグロと呼ばれます。深浦の夏マグロは冬マグロと比べてやや小ぶりですが、ほどよく脂がのりしっとりとした赤身が特徴で、味の良さに定評があります。さらに、冬マグロに比べて漁期が長いため新鮮なマグロを長く楽しむことができ、価格がリーズナブルなのもうれしいところです。
近年、「大間という一大ブランドの影に隠れた“深浦マグロ”をもっと知ってほしい」という地元住民の思いから、新ご当地グルメ「深浦マグロステーキ丼」が生まれました。自慢の天然マグロを3種類の小どんぶり(刺身丼、片面焼きステーキ丼、両面焼きステーキ丼)で楽しむマグロ尽くし御膳で、刺身はもちろんのこと、片面だけ焼いたミディアムレアも格別です。町を挙げて取り組みを進め、地場の旬の野菜もふんだんに使った通称「マグステ丼」をぜひ味わってみてください。
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