八甲田山系からの栄養が注ぎ込む海域で、
自然に生まれた稚貝を自然のエサで一枚一枚丹念に育てる
青森県のほたての漁獲量は、北海道に次ぐ全国第2位。平成24年には県内の漁獲量の33%にあたる約76,000トンの水揚げがあり、青森の水産物のトップに輝きました。
陸奥湾の養殖ほたて貝は、養殖といっても人が餌を与えるのではなく自然に生まれた稚貝を使って行われ、植物性プランクトンなどを食べて成長しています。陸奥湾には八甲田山系と白神山地の深いブナ林から清らかで栄養豊富な水が注がれているため、エサとなる植物プランクトンが豊富。この恵まれた自然環境の中にある陸奥湾で、漁業者が一枚一枚大切に育てているほたて貝には他にはないまろやかな甘味があり、肉厚な身がたっぷり詰まっています。剥きたてを刺身で食べるとプリプリとした歯ごたえで絶品。その他、網焼きやバターしょうゆ焼きなどもお勧めです。また、この地で獲れるほたては高タンパク、低脂肪でグリコーゲン等の栄養分を多く含んでいることでも知られています。
“陸奥湾ほたて”の旬は4~6月の春から夏にかけての時期で、貝柱の厚みがさらに増して旨味も濃厚になります。地元では、陸奥湾の「むつ(6)」と、ホタテの「ホ」を解体すると「十八」になることにちなんで6月18日を「陸奥湾ほたての日」と定め、毎年試食イベントなどを行っています。
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