部位によって多彩な歯ごたえを堪能できる、
冬ならではの茨城の味覚
茨城の冬の味覚を代表する食材で、茨城の「冬のさかな」に選定されています。
あんこうと言えば、有名なのが「吊し切り」。ヌルヌルとした巨体をまな板の上でさばくのは容易な作業ではありません。そこで、アゴを金具等に引っ掛けあんこうを吊るし、口から水を入れ、体を安定させた状態でさばきます。エラと尾びれを落とし、口から皮を剥ぎ、内臓や身を切り取っていくのが定石。あん肝は食通の中でも大変評価が高く、世界三大珍味のひとつであるフォアグラよりもおいしいと言われるほど。とても重宝されています。
あんこうには、ビタミンAやコラーゲンが豊富。美肌効果や老化防止等に効果があります。代表的な料理は、あんこう鍋、どぶ汁、あん肝、供酢など。皮、トモ(ひれの部分)、エラ、台身(身の部分)、ぬの(卵巣)、水袋(胃)、きも(肝臓)は「七つ道具」と呼ばれます。それぞれ違った歯ごたえや、味わいを楽しむことができます。
また、最近ではあんこうの県ならではのイベントとして、全国あんこうサミットや大洗あんこう祭等が開催され、多く方に足を運んでいただき、地域活性化にも繋がっています。
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