絶滅危惧種に認定されたノリを奇跡的に復活!
名実ともに最高級品質の味と香りをご賞味ください
現在私たちが普段食べているノリのほとんどはスサビノリという品種ですが、昭和30年代まではアサクサノリという品種が食されていました。スサビノリに比べてアサクサノリは作るのが難しいうえ、量があまりとれないため作る人がいなくなってしまったのです。
かつてノリは海に生えているノリの葉から自然に種を網に付着させて作られていましたが、アサクサノリは環境変化に弱く、海岸工事や開発により全国の海から姿を消しました。生息場所は全国でも数例しか報告がないほどごくわずかで、今では環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅰ種に指定されています。
三重県の水産研究所鈴鹿水産研究室では、自生地のひとつである県内河川で種の保存のために採取した少量の野生株を使って選抜育種を試みました。関係者と生産者の強い信念と粘り強い努力の結果、平成26年1月、桑名市の生産者らではじめて復活に成功。希少価値の高い伊勢産のアサクサノリが復活誕生しました。
三重漁連の入札会で販売されている三重県産アサクサノリは、定義に基づいて「伊勢あさくさ海苔(2014年12月登録商標)」として出品されています。2017年度の全国海苔共販では最高値(価格)を獲得した、文字通りの最高級品。「伊勢あさくさ海苔」特有の甘みと香りをぜひご賞味ください。
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