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全国のプライドフィッシュ

徳島県

阿波とくしまの
アオリイカ


旬:10~1月

徳島の海の恵みをいっぱいに受けて育つ
甘くてモチモチの絶品アオリイカ

プライドストーリー

生育環境や漁獲・水揚げ方法の良さなど、
すべての要素が織りなす、最高の味わい

 徳島県のアオリイカは、筋肉質に富み、透明感があり美しく美味しいことから人気があり、イカの王様と呼ばれています。アオリイカの魅力は、「極めて強い甘みと、モチモチ食感」。身は適度な弾力を持ち、旨味成分であるアルギニンやグリシンの含有量が多く、非常に甘みがあります。
 沿岸の藻場などで4~9月に産卵されたアオリイカの卵は1ヵ月足らずで孵化、その年の10~12月には体重300~1000gに成長し、漁獲の対象になります。寿命はわずか1年。翌年の4~9月に産卵した後、親イカは死んでしまいます。平均体重は、800g程度。3kgもの大物に育つ個体もいます。 “阿波とくしまのアオリイカ”がおいしい理由は、瀬戸内海の豊富な栄養をベースとし、魚類やエビ類といった餌に恵まれた生育環境にあることがあげられます。また、一本釣とアオリイカ専用の小型定置網で漁獲されるため、他の魚類との擦れ合いやストレスが少なく、良好な状態で水揚げされることも、味わいを一層高めています。さらに、大部分のアオリイカは、「水揚から出荷直前まで漁船や陸上の水槽で活魚の状態でいるため、鮮度や活力が高い」ことも大きな特徴の一つです。そのため、徳島のイカの中では最高の価格で取引されています。
 なんといっても、透き通るような刺身が最高ですが、天ぷらや一夜干しにしても絶品です。イカ類にはコレステロールを下げると言われているタウリンが豊富に含まれ、健康面からも注目されています。

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水揚げ漁港や漁法

徳島独特のアオリイカ専用定置網が普及。
出荷量は、全国トップクラス

 築地市場の入荷量をみると、徳島県は長崎、三重など西日本の県とともに、出荷量は、全国トップクラスです。主漁期は10~1月。4~8月は、産卵を終えた親イカが死亡するため、この時期はほとんど漁獲されません。漁獲量は、10月には当年生まれの世代が急激に成長して増加し、12月には35%とピークを迎えます。定置網や釣りで漁獲されたアオリイカは、県南の牟岐などに多く水揚げされます。漁獲方法は、様々な形の定置網や釣りによるものが主流。特に徳島県では、全国に類を見ない「角網」というアオリイカ専用の小型定置網が広く普及しています。垣網で進路をさえぎられたアオリイカが、箱状の魚取り部に入網し漁獲されるというものです。1~2人で操業可能なシンプルなものですが、網口の形状や網目の大きさ及び敷設する場所など徳島独特の工夫がなされています。アオリイカが月夜程度の明るさを好むため、アオリイカ狙いの小型定置網では網内部にも適度な光が入るように目合の大きな網が用いられます。徳島県のアオリイカの水揚が多いのは、このような独特の網によるところも大きいのではないでしょうか。
 一部は活魚として出荷されますが、多くは鮮魚として丁寧に1個体ずつ活け〆され、県内外の市場に出荷されます。徳島県で用いられる活け〆には3種類の方法があります。①果物ナイフで神経と血管系を切断し活け〆する方法、②木槌により眼と眼の間の脳を破壊して胴体内を氷海水で体温を下げてから箱詰めする方法、③竹べらを口中に刺し脳を破壊することで脱血する方法です。本来的な品質の良さに加え、このような丁寧な扱いで、“阿波とくしまのアオリイカ”は、市場で高い評価を得ています。

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