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高知県

宇佐の
一本釣りウルメ


旬:9~11月

繊細な身を傷つけないよう、
一本釣りにこだわった宇佐のウルメイワシ

プライドストーリー

網での漁獲ではなく一匹ずつ釣り上げることで、
身の美しさと“究極の鮮度”を実現

 “一本釣りウルメ”の獲れる高知県土佐市宇佐の漁場は、土佐湾の中央部に位置する黒潮の恵み豊かな場所。多くの漁場においてウルメイワシは網で水揚げされるのが一般的ですが、宇佐の漁場では一本釣りによる漁のみを行っています。ウルメイワシは非常に繊細で弱い魚なので、網で水揚げされると魚同士が互いにこすれ合い、拒絶反応を示した魚がストレスにより暴れだし、熱を持って身がやけてしまいます。しかし一本釣り漁をすることによって、こすれ合うことなく、鮮度を保つことができるのです。
 刺身やカルパッチョはもちろん、つみれ汁などすり身にしても美味。冬になりほどよく脂が抑えられたウルメは、丸干しなどの干物に向いています。

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水揚げ漁港や漁法

鮮度を保つため、人の手で触れることなく、
氷水で活き締めするという徹底ぶり

 “一本釣りウルメ”はその名の通り、身を傷つけないよう網ではなく一本釣り漁法にこだわっていますが、漁獲する際はさらに独自の工夫が凝らされています。ウルメイワシはその身の弱さから「氷水の中で活き締めするのが一番」と言われるため、漁においては独自に開発した装置(自動針はずし機)を使って人の手に触れることなく釣り上げ、5秒後には氷水の中に魚を入れられるようになっています。水温より高い体温で魚体に触れると魚が火傷して鮮度が落ちるため、この装置の導入により“究極の鮮度”を実現することができるようになりました。
 一本釣りウルメの証として、水揚げ後もウロコが残っていること、口に刺さった針から血がまわるため目が赤いことなどが挙げられます。これこそが一本釣りウルメの証であり、鮮度が良い証拠。漁が終わるとすぐさま港に持ち帰り、加工をする際も素早く一気に行われます。

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