兵庫県民の思い入れ深い、全国に誇れる自慢の魚、イカナゴ!
兵庫県瀬戸内海沿岸に春の訪れを告げるイカナゴは、兵庫県民ならば食べたことの無い人はいないほどの定番の魚!
兵庫県瀬戸内海沿岸では、生産者も消費者もみなイカナゴは前浜の定番の魚として特別な思いを持っています。
毎年2月末頃から3月初めにイカナゴの新仔漁が解禁されると、地元の主婦は「くぎ煮」を炊くことが恒例となっています。イカナゴの鮮度が「くぎ煮」の仕上がりを左右するので、地元の直売所やスーパーでは早朝から鮮度の良いイカナゴを求めて長蛇の列となることも多く、中には数10kgもの「くぎ煮」を作る方もいます。また、東海や関東などから「くぎ煮」用の生イカナゴを求めて、兵庫まで訪れる方がいるほど。そして、沿岸の住宅地では「くぎ煮」を炊く、醤油と砂糖の甘辛い良い薫りが漂います。
炊き上がった「くぎ煮」は子供たちからも好評で各家庭ごとに山椒やゆず、くるみを入れる等、いろんなアレンジをし、主婦の方は家庭ご自慢の「くぎ煮」をおすそ分けや贈りあったりするなど、兵庫ならではの食文化・習慣があります。平成7年に発生した阪神淡路大震災の際に、兵庫の被災者が支援のお返しにと日本各地に贈った「イカナゴのくぎ煮」が好評を博し、日本全体に広まったと言われています。
イカナゴの食べ方は「くぎ煮」だけではなく、浜で昔から食べられている塩茹でしたイカナゴを醤油やポン酢と合わせて食べる「イカナゴの釜揚げ」も、旬のイカナゴそのままのおいしさが堪能できる浜の味です。また、イカナゴを塩茹でして干した「かなぎチリメン」はそのままはもちろん、酢の物やサラダ、パスタ等様々な料理との相性もばっちりです!
また、頭から尻尾までまるごと食べられるため、カルシウムもたっぷりでとてもヘルシーです!
兵庫県民が全国に誇る、魅力あるイカナゴを、ぜひ一度ご賞味ください!
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