弾力ある歯ごたえと味わい深い風味が魅力。
豊かな環境で大きく育つ、栄養豊富な春の味
アサリの語源は「あさる(漁る)」と云う言葉からの由来と言われています。「あさる」という言葉自体が、アサリのような浅瀬にすむ貝や魚を獲ることを言い、そこから生じたと考えられているそうです。
広島県では日本三景の一つ、安芸の宮島と対岸の大野との間に広がる県西部の大野瀬戸は穏やかな潮流と天然の干潟に恵まれ、古くからアサリの産地として知られています。また、県東部尾道市の松永湾の「山波(サンバ)の洲」も古くからアサリの名産地として有名です。
広島県では昔から、花見の季節にアサリ料理を食べる習慣があり、押し寿司やバラ寿司にしてよく食べられてきました。
アサリは初夏の産卵期に向けて、春先に1年の間で最も身が入り、旨み成分のグリコーゲンを体内に蓄えます。3月から5月頃がまさに旬な時期だと言えます。また、アサリには海中に溶け込んでいるミネラル分のほか、貧血と関係の深い鉄分・ビタミンB12が豊富に含まれていて貧血気味の人や低血圧の人、妊産婦には最適な食材と言われています。
広島手掘りあさりは、消費拡大や流通促進を目指して備後圏域の沿岸4市(広島県福山市、尾道市、三原市、岡山県笠岡市)、漁業関係団体と道の駅等が連携して豊かな水産物を広める「備後フィッシュ」プロジェクトでも取り上げられています。「備後フィッシュ」ではFacebookを通じて情報発信しております。
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