脂が乗ったその身はまさに冬を代表するごちそう。
我が子のように愛情を注いだ、渾身のブリ
愛情を込めて、愛媛で育てた魚を「愛育フィッシュ」と呼びます。戸島一番ブリの名前になっている「戸島」は愛媛県宇和島市から西方へ20kmの宇和海国立公園内に位置する島。周辺海域の水深は60mで潮流も速く、豊富な栄養塩が海底から湧き上がる好漁場です。各家庭で一尾一尾を手塩にかけて育てられたブリは、肉質が均一で身は締まっています。ドリップ(魚の体液)が少なく、風味と旨みが長持ちするのが特徴です。
戸島でブリ養殖が始まったのは昭和51年のこと。それ以来「如何に良いブリを育てるか」と考え、現在は家族だけで管理ができるように生簀は1戸につき8基と定められています。
また、「父ちゃんが育てたブリをみんなに食べてもらいたい」という思いから、戸島の母ちゃんたちがブリ料理専門店「とじま亭」を出店。「炙りブリ丼」、「ブリカツ鍋」、「ブリの唐辛子味噌」などの新メニューを開発しています。育てるだけではなく、食べるところまでを提供。生産者家族、島が一丸となって取り組む「戸島一番ブリ」は、地域活性化の期待の星です。
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