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プライドフィッシュ

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愛媛県

愛育フィッシュ
みかんブリ


旬:10月~5月

大きなブリのどこを食べても
爽やかな柑橘香を楽しめる、
脂と柑橘の調和が魅力!

プライドストーリー

愛媛で大切に育てられた「愛育フィッシュ」で、
愛あるブランドに認定されたブリ。

 「みかん魚」誕生のきっかけになったのは、柑橘王国・愛媛県ならではの課題です。特産の「みかんジュース」の加工時に大量に発生・廃棄される搾りかすの活用が望まれていました。その解決に取り組んだのが、愛媛県農林水産研究所です。みかんの皮に含まれるポリフェノールが魚の血合いの褐変防止に活用できないか、と研究に着手。みかんの皮を混ぜた餌料を養殖魚に与えたところ、2ケ月ほどで血合いの褐変化の抑制効果が認められました。さらに、みかんの皮に含まれるリモネンという成分により、養殖魚特有の臭みが軽減され、ほのかな柑橘系の香りのする肉質の養殖魚に育つということも判明しました。 「誰も食べたことのない柑橘香のする魚が市場に受け入れられるのか」というチャレンジではありましたが、㈱宇和島プロジェクトが市場開拓を行ったところ、みかん魚に興味を示す大手飲食店も現れ、みかん魚の商業ベースでの生産が開始することになりました。誕生当初は柑橘の皮を混ぜた飼料を与えていましたが、現在は柑橘の外皮から抽出したオイルベースの餌を使用しています。オイルベースにすることで、ブリの部位間での柑橘香の濃度にばらつきがなく、みかんブリのどの部位も均一な柑橘香を楽しんでいただけるようになりました。
 また、「みかんブリ」として商標登録を行っており、2015年には第7回フード・アクション・ニッポンアワードの最優秀賞を受賞。女性や子どもを中心に、魚が苦手な消費者層にも「臭みが無く食べやすい」と好評です。これまで魚を敬遠してきた人々にもアピールし、魚の消費拡大につながる可能性にも期待が寄せられています。みかんブリの魅力は、食したときのさわやかさ。刺身を食べると、ブリ本来のうま味をしっかりと楽しめながら、あと口は軽やかという、食べやすくおいしい味わいとなっています。さらに、リモネンには加熱直後より一層柑橘香が高まるという特徴もあり、生食・加熱料理と広い範囲でみかんブリならではのおいしさをご堪能いただけます。

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水揚げ漁港や漁法

宇和海ならではの環境と独自の餌で、
柑橘香るユニークなブリが誕生!

 養殖業「日本一」の愛媛県ですが、養殖ブリの生産量は全国で三位を誇ります。全国的には、天然ブリと養殖ブリの出荷量はほぼ均衡していますが、愛媛県はブリの生産量の約9割を養殖が占めるという特徴を持っています。養殖さかんな愛媛県のブリの付加価値を高めたみかんブリは、柑橘香るユニークなブリです。
 リアス式海岸が発達した宇和海は、太平洋から流れ込む黒潮のおかげで豊かな漁場となっています。身が締り、脂ののった愛媛県産の養殖ブリは宇和海の美しい環境の中で、生産者の工夫と愛情により育てられます。
 柑橘系果実の外皮抽出成分(オイル)を混ぜた飼料を与えることで、ブリの魚体に負担をかけることなく、柑橘香のするみかんブリを育てることができます。また、抽出オイルベースの餌を使用することで、柑橘香をブリにつけるためにオリジナルの餌を与える期間を1~3ヶ月(与える期間は、ブリの食欲により変わります)に短縮することができました。柑橘香については、官能試験を行い、その濃淡を確認しています。
水揚げ後、すぐに活〆の処置を行うため、みかんブリの鮮度は落ちにくいという特徴もあります。

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