宮崎県は、九州の南東に位置し、古くは日本書紀、古事記に「ひむかの国」と記されており、神話と伝説の地。海岸線は総延長398Km。
　北部と南部では一部屈曲に富み、中部は平坦な砂丘地帯となっています。沿岸海域は、沖合の北上する黒潮の影響が強く、流入河川水及び豊後水道から南下する沿岸水と黒潮との間で複雑な海況を呈して、イワシ・アジ・サバの好漁場となり、さらに、沖合ではカツオ・マグロの漁場が形成されています。
　海面漁業は、北部ではまき網・底曳網などの網漁業とカンパチ・ブリ・マダイを主体とする養殖業、中部ではばっち網・一本釣・曳縄・延縄・底曳網、さらに、南部ではかつお一本釣・まぐろ延縄等の沖合、遠洋漁業が盛んです。特に、近海カツオ・マグロの水揚げ量は日本一を誇ります。