たまごぷちぷち、身はぷるぷる。
冬の産卵期にだけ味わえる、上品なコクと旨み
冬の鍋料理にピッタリな旬の味覚「ごっこ」は学名をホテイウオといい、七福神の布袋様に由来する縁起の良い名を持ちます。特徴はなんといっても、ぬるりとしたこの見た目。岩場に吸い付くための吸盤を腹部に持っており、これの大きいのがオス、小さいのがメスに大別されます。見た目は少しユニークですが、コラーゲンたっぷりなプルプルの身からでるダシは格別で、北海道では冬の郷土料理「ごっこ汁」として多く食べられます。
津軽海峡に面した函館市恵山は、そんなごっこの漁獲量が北海道一!観光客の多く訪れる市場には、キャラクター化させたごっこのマスコット、Tシャツなど、かわいらしい商品が数多く並んでいます。毎年2月に開催される恵山ごっこまつりでは、無料でごっこ汁が振る舞われる他、とれたての鮮魚即売会も行われるので、ぜひお越しください。なお、イベントまでの期間は道の駅「なとわ・えさん」の駅長を、ごっこのゆるキャラ「ほていドン」が務めます。
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よく見ると、かわいい…?ウロコがなく、ずんぐりしたごっこ。 -
第1回ごっこまつりで登場した「ほていドン」。腹部の赤い丸は、吸盤をモチーフにしています。 -
第5回ごっこまつりで登場した「ほていドン」の彼女、「ほてピー」。
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