ほどよい脂と甘みの感じられる、肉厚な白身が自慢。
さまざまな味わい方で楽しめる、万能な魚です
体は楕円形で体高が高く、黒色の幅広いしま模様が等間隔で背びれと尻びれにあります。うろこははがれにくく、皮膚の表面が松の皮に似ていることから、「まつかわ(松皮)」がれいの名が付いたとされています。
まつかわがれいは、ほしがれいやひらめと並ぶ高級魚で、かれい類の中で最高に美味と絶賛する人もいるほどです。肉厚な白身は、ほどよく脂がのり甘みがあってしまりがよく、歯ごたえ、うまみも感じられます。一般に魚は、大型になると味が大味になってしまうと言われていますが、実はかれい類などの平ものは、大きい方が美味しいのです。刺身、寿司種として生で食べると最高の味わいであることはもちろん、煮付けにしてもよし、ムニエル、フライにしても美味しいです。調理する人の腕によってさまざまな楽しみ方があります。
かれいは30種以上も種類があるため、その種類を区別するのはとても難しく、まつかわがれいも同様です。真がれいを代表とする、いわゆる「かれい」も、スーパーでは切り身となって売られていることが多くなり、もとの姿を見る機会も減っています。是非この機会に、まつかわがれいの見分け方を覚えてみてください!
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