日本海の荒波に育てられた
北海道自慢の食材
標準和名をホッコクアカエビという甘えび、実は全てがオスとして生まれます。その後、成長の過程を経て5年目に性転換を行い、今度はメスに。冷たい海の中で約10ヵ月もの間、卵を抱くため、メスの身体は大きく体力がなければいけません。3月のえび篭漁解禁後、水揚げがピークとなる5月は最も実入りが良く、美味となります。味そのものを楽しみたいならオス、卵を味わいたいならメスがおすすめです。
日本海岸地域で獲られる甘えびの味のヒミツは、武蔵堆(むさしたい)や小樽堆(おたるたい)と呼ばれる道内有数の漁場にあります。「堆」とは、平らな頂きをもつ隆起部分のことを言い、海底地形が複雑となることから、プランクトンや魚介類の棲息に適し、よい漁場となることが多いのだそうです。日本海の荒波にもまれた獲れたての甘えびは、プリプリとした食感が特徴の、最高級甘えびとなります。
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