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北海道

日本海の甘えび


旬:5~7月

赤く輝く体に詰まる
ぷりぷり食感の身が自慢

プライドストーリー

日本海の荒波に育てられた
北海道自慢の食材

 標準和名をホッコクアカエビという甘えび、実は全てがオスとして生まれます。その後、成長の過程を経て5年目に性転換を行い、今度はメスに。冷たい海の中で約10ヵ月もの間、卵を抱くため、メスの身体は大きく体力がなければいけません。3月のえび篭漁解禁後、水揚げがピークとなる5月は最も実入りが良く、美味となります。味そのものを楽しみたいならオス、卵を味わいたいならメスがおすすめです。
 日本海岸地域で獲られる甘えびの味のヒミツは、武蔵堆(むさしたい)や小樽堆(おたるたい)と呼ばれる道内有数の漁場にあります。「堆」とは、平らな頂きをもつ隆起部分のことを言い、海底地形が複雑となることから、プランクトンや魚介類の棲息に適し、よい漁場となることが多いのだそうです。日本海の荒波にもまれた獲れたての甘えびは、プリプリとした食感が特徴の、最高級甘えびとなります。

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水揚げ漁港や漁法

漁師の経験と熟練の技が光るえび篭漁で
日本一の水揚げ量を誇ります

 甘えびの水揚量日本一を誇る北海道の日本海側地域。日本海の甘えびは、「えび篭漁」という漁法で漁獲されます。これはその名の通り、「えび篭」と呼ばれるドーム型の篭の中に、エサとなるニシンや助宗鱈を仕掛け、えびを誘い込む方法です。
 深夜に出港した船は漁場にむかい、操業を開始。先ずは油圧ドラムを使って、予め仕掛けておいたえび篭を引き揚げ、選別台で性別・サイズ別に分けます。選別を終えたら篭の中に再びエサを入れ、海中に仕掛けます。仕掛ける場所は漁師の経験と勘が物をいうのです。

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