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北海道

厚岸のかき


旬:5月~8月、(12月~2月)

海水温が低く、通年温度変化が少ないため全国的にも珍しい“年間出荷”が可能な厚岸のかき。身がふっくらとし美味しくなる秋から冬はもちろんのこと、他ではなかなか食べられない夏だから、今回、プライドフィッシュに登録しました

プライドストーリー

秋・冬だけじゃない! 夏でも食べられる、栄養豊富な厚岸のかき

 厚岸(アッケシ)は地名の語源がアイヌ語の「アッケケシ(かきのあるところ)」という説があるほど、古くよりかきの産地として知られています。美味しいかきが育つ秘密は、太平洋厚岸沖で暖流と寒流が交差することに加え、別寒辺牛川(ベッカンベウシガワ)の源流や、森・湿原の栄養分が汽水湖である厚岸湖に流れ込むことにあります。
 また寒流の影響により夏でも海水温が上がりにくく、かきの成熟コントロールが可能となります。これにより厚岸では国内で唯一、年間を通じてかきの出荷が可能となり、他ではなかなか難しい夏でも美味しいかきをお届けすることができるのです。低い海水温の下でじっくりと栄養を吸収したかきの味わいは格別です。

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水揚げ漁港や漁法

 厚岸には地場産種苗の安定確保を目的とした人工種苗生産施設があります。ここでは人工授精が行われ、一千万粒規模での稚貝育成が可能です。適正な水温管理下で飼育された幼生を約0.2mmに粉砕したカキ殻に付着させ、稚貝が3~5mm以上になったころ養殖用種苗として出荷します。シングルシード方式と呼ばれるこの方法は、オーストラリア クラレンス市との交流の中で存在が知られるようになり、生産者の有志によって北海道の気候に合うよう改良されました。出荷された種苗は養殖用籠へ収容され、厚岸湖・厚岸湾の栄養豊富な環境で育てられます。
 水揚げされたかきは消費者が安心して食べられるよう、紫外線照射により殺菌された清浄海水で48時間蓄養した後出荷されます。また定期的に外部検査機関による貝毒・ノロウイルス検査を実施することで、安心で美味しいかきが食卓に届けられます。

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