一匹丸ごと栄養たっぷり。
新潟自慢の万能食材、南蛮エビ
南蛮エビの正式名称は「ホッコクアカエビ」。一般的には「甘エビ」と呼ばれますが、新潟県では、鮮やかな赤色と形が赤唐辛子(南蛮)に似ていることから昔から「南蛮エビ」と呼ばれ親しまれています。一年を通じて漁獲されますが、最も美味しいのは冬。水温が低くなる秋から冬にかけてが食べごろです。特徴のある甘みをもった味はもちろんのこと、透き通るような赤い殻、ヒスイ色に輝く卵など、見た目の美しさもまた格別。県が自信をもってオススメする食べ物である「新潟フードブランド」に認定されています。
甘くとろけるような身は刺身に抜群。卵は醤油漬け、頭を味噌汁にすれば余すところなく南蛮エビを堪能できます。他にも天ぷら、唐揚げ、練り物(海老しんじょう)、蒸し料理などバリエーションは豊富。高級料亭のおもてなし料理から居酒屋のメニューまで、さまざまなシーンで活躍する万能な食材です。
南蛮エビの美しい赤色の元である「アスタキサンチン」が持つ抗酸化力は、コエンザイムQ10の約800倍、ビタミンEのなんと約1,000倍。現在日本人に急増している糖尿病への対策だけではなく、動脈硬化やガン予防、美肌効果などさまざまな効果があります。身は低カロリー高タンパクの健康食品。血中コレステロールの抑制、脳卒中・高血圧・心臓病などの成人病予防、疲労・視力回復などに効果がある「タウリン」が多く含まれています。さらに、低脂肪で、カルシウムやビタミンA、B12、D、E、亜鉛、銅が豊富。殻に多く含まれる「キチン」は便秘の改善や消化管内の有害物の排出を促します。
味よし、見た目よし、効果よし。まさに万能の食材といえる南蛮エビ、ぜひ一度ご賞味ください。
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